事例004:株式会社イーオシバイ 様

新宿の丸井新館の少し先にあるオフィスビルの8F。イーオシバイさんは、小人数ながら日本のさまざまな演劇やお芝居をDVD化し、販売をしている会社です。女性スタッフが数多く活躍する同社での、Web通販の様子をお伺いさせていただきました。

インタビュー 株式会社イーオシバイ 通販担当 原田優子さま(上記写真左から2番目)

ネット通販会社を名乗るからには、お客様に責任あるサービスをお届けしたい。その思いから自社運営に。

早々とだが要点をクールにわかりやすく説明してくださる原田さん

----原田さんがご入社されたのはいつですか?
原田:はい。2004年1月に入社しました。
元々高校、大学と演劇が好きだったこともあり、この会社を選びました。
前職は演劇とは関係ありませんでしたが、趣味と仕事を両立できないかと思っていたところ、タイミングよくイーオシバイと出会ったのです。
ネットリサーチやショッピングモールの運営などを手がけていた経験を、大好きな演劇のWeb通販というカテゴリーの中で存分に生かしたい。そう考えて入社しました。
ちなみに弊社のWebによる通販は、2002年からやっていたと聞いています。
当時の運営は、自社内ではなくアウトソーシングしていました。
----御社の事業を簡単に教えてください。
原田:「劇団新感線」という劇団があるのですが、私たちはその兄弟会社になります。
劇団☆新感線の作品を中心に、さまざまな演劇の映像収録・編集などを行ない、製作したDVDを販売しています。
まさに「良いお芝居(イーオシバイ)」をより多くの方々にお届けすることを目的としています。
----現在は何名体制でやっておられるのでしょうか?
原田:Webの担当は私一人です。その他、販促・広報・紙媒体制作を担当する者が別に1名いて、主にこの2名で販売の企画など全体統括をやっています。あとはカスタマーサポートが2名います。
----最初、通販の運営は他社さんだったとのことですが…。
原田:はい。大手ポータル会社さんのショッピングサイトで通販を展開していました。
サービス自体に大きな問題があったというわけではありませんでしたが、やはりお任せしているのでお客様の生の声がどうしても聞こえづらい。
お客様への対応が、こちらが思うやり方と少しズレていたりとか、小さな不満があったのですね。
何か問題があったりお客さまから直接クレームがあった時は生の声として聞くことができるのですが、それ以外の場合はなかなかお客さまと触れ合えず…。
前職は大手ショッピングモールの会社に在籍していたのですが、そこを辞めたのも「直接のお客様とのやり取りにかかわりたい」という気持ちが大きかったから。
やはり通販会社と名乗っている限り、キチンと責任を取りたいという思いが日に日に強くなってきたのです。

昔のことも一生懸命思い出して下さいました

----ちなみに、その当時のアクセス数はどれぐらいでしょうか?
原田:ごめんなさい。記録がなくてよくわかりません。
----具体的には、いつ頃から自社販売を考えておられたのですか?
原田:私個人の中で漠然と考えていたのは、2004年の3月頃からだったと思います。

受注処理の信頼性、デザイン拡張性、カード決済…。すべてにおいて秀でていたのがGenesisだった。

今プロモーション中の作品と記念撮影

----Genesisはどうやって見つけたのですか? また最終的にGenesisを採用した理由も教えてください。
原田:検索エンジンを使って、口コミ情報も含めて収集しました。
いろんなソフトを検討し、最終的に3つの候補に絞るのに約1ヶ月は掛けたでしょうか。
私自身、Webショッピングが大好きでしたので、ユーザにとってWebショップはどうあるべきかは、頭の中に描けていました。
でも、3つに絞ったうちの2つは、受注処理システムがあまり充実していなかったのです。 その点Genesisは、カートのシステムもありますし、しかもそれが受注処理と連動しています。
カード決済サービスがあるのも気に入った点ですね。
カード決済は他社で契約して、またそのシステムを組み入れたりするやり方だと手間だし、トラブルも予測されます。 できるだけ1社でまとめておきたいと思っていましたから。
あと、決定要因として大きかったのは、ページのデザインや編集が自由にできることですね。他社のと違って制限が少ないのが良かったと思います。
ウチはデザイン等にこだわりますからね(笑)。
それとすごく重要視したのは、最大瞬間風速にどれだけ耐えられるかということ。
弊社の場合は新作のDVDとかが発売されるとファンの方が殺到しますので、このポイントには重きを置いていました。
また、劇場とかでチラシを配るのですが、そこに掲載した広告での集客が多いので、モバイル対応している点も評価が高かったです。
導入決定にあたっては、まず代理店説明会に参加しました。そして営業の方に訪社していただき、デモをしていただきました。
体験版にも触らせていただき、これならいけるという確信が持てたので導入に踏み切ったわけです。
やはり体験版があったのは大きかったですね。

劇場で配られているパンフ。ここにQRコードを載せてECサイトへ誘導

----最終的に導入したのはいつですか?
原田:2005年7月です。当日は、よせばいいのにサイトリニューアルと同時に数量限定販売を企画したのです。
「髑髏(ドクロ)城の七人」という作品があるのですが、特典ディスクやフィギュアなどをつけて販売したところ、受付が殺到! 1000セットがあっという間に完売しました。
それはうれしい話なのですが、販売開始前からアクセスが殺到し、こちらのリニューアル作業にも影響を及ぼすほどで…。
お客様からは、ジャンジャン電話やメールが来て、「サイトが見られないんですけど! 買えないんですけど!」と。
かなり焦りましたね。まあ、Genesis自体は問題なく動いていたのですけれど。

これが受注殺到してスタッフを困らせた人気のセット

フィギュアについて説明頂いた

----導入後PVなどはどうなりましたか?
原田:これは感覚値なのですが、各作品発売前に「これぐらいは売れるだろう」という予測値があるのですね。
その数値を見てみると、導入後のアクセスは120%〜140%にはなったと思います。
現在、月間で20万PV、ユニークユーザは7万になりました。
----導入後のお仕事などの変化を教えてください。
原田:操作も分かりやすいので、スタッフも直ぐに使えるようになりました。
システムを利用する上で、変な動作が起こったりですとか、止まったり、バグが出たりしたことは導入後一度もありません。
通販の場合、お客様情報が消失したら大変なことですが、そういった心配もなく、安心して使っています。
受注データがリアルタイムかつ、ダイレクトにDB(データベース)に反映されるのもすごくいいですね。
データのインポート/エクスポートの作業が不要ですし、2人同時に操作することもできます。 これらによって作業時間が削減できましたので、その時間を企画に注力することができました。
今は、カスタマーセンターの2人に通販の部分は任せ、宣伝とWeb制作に専念しています。

スッキリしたデザインで演劇ファンの心をつかむ

まずは通販の運用体制のシナリオを描くこと。Genesisの価格・導入メリットは大きいはず。

今になって笑える苦労もたくさんある様子

----逆に導入して困ったことや、あまりオススメできない点はありますか?
原田:マニュアルが分厚くて、導入後しばらくは、それを抱え込んで仕事をしていました(笑)。 操作説明のオリエンテーションとか、操作の説明会とか実施してくれるといいのにと思いましたね。
とはいっても、基本的なところは直ぐマスターできました。使用頻度の低い操作方法を覚えるのには1年くらいかかりましたけど。いまだにわからないところもありますし(笑)。
カスタマーセンターは活用していますよ。お金がかかりますが、それでも安心感が得られますし、無制限なので重宝しています。メールで質問してもキチンとお電話くださいますしね。
残念なのは、レポート機能。これは弱いかなと思っています。
また、お客様のメールアドレスや住所が正しく入力されているかのチェック機能の強化もお願いしたいところ。間違いがあると、電話やメールで確認を取ることになるのですが、これが結構な手間なので。
----ちなみに今の売れ筋って何ですか?
原田:「メタルマクベス」が売れています。ちなみに、ウチのお客さまは30〜40代の女性が中心。作品によっては60〜70代のときもあります。
映らないという問い合わせもありますが、その中にはディスクが壊れている場合もあるので、そういった問い合わせにもキチンと対処しています。
ディスクに問題があると思われれば返品していただき、検証の上、不良品であれば当然再送。 そうでなければプレーヤーの不具合の可能性をキチンと説明させていただいています。

オフィスの端には販売中のDVDが並んでいた

----最後にこれから通販を始めようと思っている方や、Genesis導入をお考えの方へ先輩として一言お願いします。
原田:はい。導入に際しては、通販の運用体制のイメージを作ることが何よりも重要です。何人体制でやるのかとか、時間帯で考えてみると何時に何人必要になりそうとか。
それに対してGenesisが合うのであればOK、そうでなければ他を探すべきだと思います。
GenesisはASPなので、価格面でのメリットがかなりあります。でもASPですので、当然できないこともあります。譲れるところと、譲れないところをキチンとすることが大事ですね。
システム開発に1千万円、2千万円もかけるくらいなら、Genesisはかなりのことができますし、オススメですよ。
弊社は大手ショッピングモールへの出店も考えましたが、料金が従量制ですし、何より顧客情報が自分たちのものになりません。
Genesisを使えば、その点顧客情報は自分たちのものですし、価格も基本一律です。スライドの部分もありますが、上がっても1万円ぐらいですし。
Genesisは責任ある通販サイトを運営し、ビジネスとしても成功するための効率の良い選択肢だと思います。 (注:この点は規模によって変わりますので、詳しくはお尋ねください)
----本日は貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。
皆さん取材にご協力ありがとうございました!

取材日:2007年9月
取材先:株式会社イーオシバイ
運営サイト:イーオシバイドットコム
取材協力:リンカコミュニケーションズアンドレゾルツ株式会社

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